異説 太平洋戦記

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ご都合主義無しの異なる太平洋戦争戦史
異説 太平洋戦記

小説情報

タイトル:
異説 太平洋戦記
作者:水谷祐介
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分類:
世界大戦物小説

お勧め内容

『概要』

ちょっと前に書かれて地味に感じる上に更新が止まっていますが、都合の
良い未来技術や新兵器も登場しない異なる太平洋戦争の戦史が描かれ
ます。

タイムスリップ等により未来技術がもたらされたり突飛な戦略が登場する
展開は面白いのですが、インチキで公正じゃないなーとの思いも湧きます。

そこで方針の転換に有りえる別の戦略を取った大日本帝国の歩む戦史が
興味深く感じます。

更新は止まっていますが100話以上あって、テンプレな真珠湾奇襲では
無くて国防方針に従う漸減邀撃作戦を取り空母増産へと舵を切って、
複雑怪奇な様相を国際関係が見せます。

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『スト―リ流れ』

第一次大戦後の日本は明治の元勲が最後に残した経済恐慌が収まらない
限り軍拡を行わない方針を採用して、財政的な理由で頓挫した八八艦隊も
最初から計画されずに空母を増産して航空主兵主義を採用して行き
ます。

関東軍の起こした満州事変も反乱として処罰しますが、清朝の継続国家
として傀儡政権とせずに独立させます。

流動する中国情勢ですが最終的に講和を結んで、朝鮮の独立と共にアジア
の独立国の同盟
を結んで行きます。

軍拡もせずに無謀な支那事変も回避して資金を発展に回した大日本帝国
史実より進んだ工業力と技術を手に入れます。

大英帝国との日英同盟も存続して、戦艦は劣勢ながら空母勢力に優れる
海軍を整備します。

日英同盟に従い独伊と対立する大日本帝国ですが、ハルノートを始めとする
アメリカ合衆国の戦争を望む外交攻勢が強まります。

対米開戦となり迫り来る米艦隊を迎え撃つ漸減邀撃作戦を取り開戦しますが、
対米戦を有利に進める日本に大英帝国より日英同盟の破棄が突き付けられて
東洋艦隊の進出が行われます。

更に陸軍による反乱騒動や艦隊のインド洋への進出にマーシャルへの米海軍
艦隊の反撃と描かれて行きます。

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『面白さポイント』

支那事変や軍拡を回避して国力を高める政策でちょと向上する国力に、
戦艦の建造を抑えて空母を増産して戦う漸減邀撃作戦の実施と無理の
無い展開に興味が湧きます。

帝国海軍が勝利して行きますが、史実でも開戦初頭で威力を発揮した
航空主兵を多数の空母で戦い史実通りに鎧袖一触の対英帝国の東洋
艦隊との戦いと違和感が有りません。

更に枢軸同盟は結びませんがドイツとの技術交流による航続距離の
有る戦闘機や雷撃機や空母のドイツでの登場や日本の電探技術の
向上と無理の無い範囲で進みます。

※「」内は本文からの引用です。
画像;U.S.S Little Rock Sunrise by Scallop Holden, on Flickr

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